赤と魅力
2019/1/09 追記
本研究に関しては以下のように繰り返し追試がなされていますが,再現性について明確な結論が出せる状態にありません(ほぼ負け確ですが)。この点についてご勘案の上,記事を御覧ください。
・Peperkoorn, L. S., Roberts, S. C., & Pollet, T. V. (2016). Revisiting the Red Effect on Attractiveness and Sexual Receptivity. Evolutionary Psychology, 14(4), 1-13. (失敗)
・Buzad, A. K., Bravo, K., Del Vecchio, A. M., Kuryluk, N. A., Mazzuca, T. F., & Burnham, B. R. (2016). Background Color on Perceived Attractiveness. Retrieved 08:23, January 09, 2019 from http://www.PsychFileDrawer.org/replication.php?attempt=MjQ5(成功)
・Lehmann, G. K., & Calin-Jageman, R. J. (2017). Is Red Really Romantic? Two Pre-Registered Replications of the Red-Romance Hypothesis. Social Psychology, 48(3), 174-183. (微妙)
・Lehmann, G. K., Elliot, A. J., & Calin-Jageman, R. J. (2018). Meta-Analysis of the Effect of Red on Perceived Attractiveness. Evolutionary Psychology, 16(4), 1-27. (メタアナリシス。極めてナシ寄りのアリ)
・Wagge, J. R., Baciu, C., Banas, K., Nadler, J. T., Schwarz, S., Weisberg, Y., et al. (2019). A Demonstration of the Collaborative Replication and Education Project: Replication Attempts of the Red-Romance Effect. Collabra: Psychology, 5(1), 1–9.(再現全く無理)
突然ですが,みなさんの思う魅力ある女性ってどんな人でしょうか?
知性豊かな人?
話の面白い人?
とても親切な人?
それとも容姿端麗な人?
きっと人それぞれ思う女性魅力があると思います。
魅力って持っていて悪いことはないですよね。
でも魅力ある人になるってどうすればいいんだろう・・・
そんな女性の方々に今日は魅力に関する研究をお伝えします!
それは・・・・・・・・
「赤」
赤色が女性の魅力を高めるんです。
一体どうしてなのか?
研究の方法を具体的に説明していきます。
今回先行研究において欧米諸国で赤が魅力を高めるという結果が出たため,それが文化的背景を持っていないことを証明するため,アフリカのブルキナファソで実験が行われました。
対象は42人の男性。
アフリカの別地方の白黒処理された1人の女性の写真を使って行われました。
使用する写真には白黒の加工に加え,下記の図のように女性の周りを二色で囲んであります。
今回使用されたのは赤と青。赤と対になる色の青がチョイスされています (彩度は2色とも同じ)。
これらの写真を見せ,男性に「この女性に魅力を感じるか?」「この女性と性行為をしたいか」という2系統の質問を行い,男性には下記の図の5つの円を使用し,回答をしてもらいました。円が大きくなるほど魅力があるという回答になります。
この実験の結果,赤色で囲んだ写真の方に魅力を感じる人が多かったんです!
どうですか??
赤という色だけで女性の魅力が高まる,これなら試してみるといいかもしれません!
女性は赤いリップや赤のアクセサリー,服を身につけてみてはいかがでしょうか??
(男性の皆さんは赤を纏った女性に要注意です!笑)
出典:Elliot, A. J., Tracy, J. L., Pazda, A. D., & Beall, A. T. (2013). Red enhances women's attractiveness to men: First evidence suggesting universality. Journal of Experimental Social Psychology, 49, 165–168.
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